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父と祖父の本当の関係がわかった時

先日行われた私の祖父のお葬式での出来事をお話ししたいと思います。
私の父は田舎で暮らしていた祖父との仲が良好ではありませんでした。
父の退職後にはまだ元気だった祖父祖母のもとへ老人二人では生活が大変だろうと私達を置いて一人で引っ越しをした時も、祖父は父に帰れと追い返してしまう程でした。
しかし、田舎で暮らす老夫婦の生活は大変なもので二人で生活できるわけもなく近所の方や親戚の手を借りることとなり、父は自分の両親の世話もできないのかと非難されるようになりました。
私は子としていつも残念な気持ちがしていました。
大好きなおじいちゃん、お父さんの不仲にやりきれない気持ちがありました。
そうしているうちに祖父も祖母も二人では生活出来なくなり父は再度田舎へ引っ越しをしました。
毎日喧嘩をしながらなんとか二人を看病しましたが祖父は他界してしまいました。
祖父のお葬式の喪主をしたちちはこんな風にお別れの言葉をいいました。
『私の父は私が面倒をしに帰ってきても、気丈にお前はまだ世の中の為になることがあるだろうと追い返すような立派な父でした。
』どんな言葉がでるだろうとひやひやしていましたがその言葉にいままで残念だと思う気持ちがなくなり最後には仲直りできたのだなと嬉しい気持ちになりました。

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